シンクタンクの仕事は「専門性」+「常識を疑うこと」の組み合わせ!

こんにちは、赤松ひろかずです。

年度末が近くなりました。この時期になると我々の業界は忙しくなります。理由は、行政は「単年度予算」が原則のため、多くの仕事を3月末までに終える必要があるから、です。

シンクタンクの仕事では常に勉強し続けなければいけないのです

私の前職はシンクタンクでした。シンクタンクがどういうものかについては、WEBで検索していただければと思いますが、私の場合は「政府(国土交通省や内閣府、復興庁など)」や「自治体(東京都やさいたま市、福島県広野町等)」、「団体・民間企業((公財)全国宅地建物取引業協会や独立行政法人都市再生機構(いわゆるUR)等)」の求めに応じて調査・分析を行うのがメインでした。

基本的に自分たちの得意分野の業務に関して受託するのですが、たまに専門外の分野からオファーを頂くことがあります。クライアント様が何故専門外のシンクタンクに仕事を依頼するかというと、その分野の専門会社だと違う発想ができないことがあるから。従って、違う視点で検討したいと思ったときに専門外の会社に業務を委託することがあります。

専門外の分野の調査もします

私も専門外の分野からの仕事を受けたことがあります。本当に大変でした。まず専門用語がわかりません。従ってクライアント様からいくつか資料を借りて、資料を読み込むことから始めます。正直きついです。

でも、専門外の勉強をしていると、これまでの知見を活かせそうだと思うことがあります。また専門外なので、シンプルな疑問を抱くことができます。

そして社内やクライアント様と議論を重ね、だいたい2か月以内にはその分野をある程度理解できるようにします。

ここからが本番です。例えば委員会がある場合、委員会出席者は専門家です。事務局が実は専門外の会社だなんて関係ありません。当然ながら委員会では専門用語や略語等が飛び交います。様々な意見に対応しながら、最終的に成果として取りまとめます。

そして3月に委員会での検討内容などを整理し、仕様書に沿って報告書を完成させ、クライアント様に提出し、業務は終了となります。前述のとおり、クライアント様は「これまでとは違う視点」を持ちたいと思っています。従って、報告書を作成する際にはこれまでと違う視点を入れる必要があります。クライアント様にご満足して頂けた場合、継続して仕事をすることもあります。

常識を疑うことの大事さ

こういう仕事をずっとやってきたので、私は基本的に物事を疑うことから始めるようになってしまいました。実は家庭での会話でもこの癖が出てしまいます。なので家族と意見交換をしていたと思うと熱い議論になってしまうこともあります。でも家族仲はいい方だと思います(実際は家族が合わせてくれている、相手の方が上ということですが)。

「常識を疑う」ことは、仕事をするうえで絶対に重要だと思います。

でも「常識を疑う」前に、ある分野において専門家であることが必要だと思っています。これまで培ってきた専門分野・経験がなければ、常識なのかどうかの判断すらできないと思っています。

今年はこれまでの経験等を活かしながら、これまでとは違う分野の仕事に取り組みたいと思っています。

まちづくり経験値99000の男、赤松ひろかずにご期待下さい!

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