赤松さんとの出会いはもう数年前にもなります。
私が福島の広野町へ復興の為に壁画を描きに伺った際、そのイベントを企画された会社の方のおひとりでした。
行政、アーティスト、そして住民の方々を実に細部から上手くパイプで繋いで、点と点を繋ぎ線にする。イメージを形にしていく。
一見すると誰でもやればできるような気もしますが、実はそれは本当に難しく、誰にでも出来る事ではありません。
地域の行政の職員さんに、屈託なく話しかけられる赤松さんを私は当初、赤松さんは同じ行政の公務員の方なのか? と思ったくらいで、かと思えばその土地の小さな居酒屋などでは、住民の方と思われるおじさんから「おおい赤松!」と友達のようにお酒を薦められ、笑って話しあう。
全てのパイプを繋いで、「ひとつのイベントを成功させる」ということはこういう事なのだと、彼を見ているといつも思います。
そして少なくとも、それは私には到底できない事です。
私は仕事柄そのような方々に多く出逢いますが、赤松さんは本当に心から世の中を変えたいと思っている人なんだなあと、逢う度に思わされます。
実際、彼が行政にいればもっとこんなことができるのじゃないか。もっとこうなったんじゃないかと想像したことも何度もありました。
実際に今の世の中を少しでも変えよう、良くしたいと願っても、それを行動に移してキチンと継続できる人というのは、実際のところ多くはありません。余程でなければ長続きしないのです。
赤松さんにはそのパワーがあります。そう私は確信しています。
RoamCouch
2023年3月20日